すみれ、医局をやめました!③(家族を味方にする方法)

      2018/11/13


医局をやめるための最後の準備「家族を味方にする方法」について書いてゆきます。

(医局をやめるための準備① 「医局をやめる理由づくり」を、まだ読んでいない方は、こちらをクリック!
医局をやめるための準備② 「転職先の確保」を、まだ読んでいない方は、こちらをクリック!)

 

嫁ブロックを回避せよ

 

世の中「嫁ブロック」という言葉があるらしいですが、、、
医局をやめる理由作りもできて、転職先も見つかって、あとは転職するのみ!ブラック医局よ、さようなら!という心意気になった良いものの、、、
最後の最後で、嫁、立ちはだかる!という状況の先輩がいらっしゃいました。
もう、本当にかわいそう以外の何でもないのですが、「そこ、一番初めに固めとかなあかんやん!」とも思ったり。

 

私もいち嫁なので、わかるんですけどね。
忙しそうだけれどバイトをたくさんすれば、そこそこの収入があり、大学病院勤めというステータスも、将来の安定もあるのにナゼ医局をやめるの!?という気持ち。

 

旦那さんが嫌いなのではなく、家族みんなを心配して言っているのですが(多分)。言われる方からすると、「せっかくブラックな環境を出て、収入も上がって、家族との時間も増えるのに、どうして反対するんだ?自分の事が大事じゃないのか?」って、思いますよね。
せっかく医局を出られる準備を整えたのに、嫁に反対されるわ、ケンカになるわじゃ、やってられない。むしろ改悪、、、なんで?
そんな状態になる前に、「家族に味方になってもらう。」これは絶対に必要です。

 

家族が味方になってくれれば、働きながら次の職場を探すという面倒な事も、医局をやめるために神経すり減らしている時も。家に帰ればほっとできるので、医局をやめるために頑張るエネルギー源になります。だから、家族への根回しは不可欠なのですが、なかなか嫁ブロックが突破できない先輩が多い印象。

 

嫁の立場として、「こう言えば嫁も安心するだろうのに、、、」と、思っていても言えない事を、ここでつぶやいてみます。

 

家族を味方にする方法

 

これには、2つのポイントがあります。

1つ目は、相手が心配したり不安に思うであろう事を、あらかじめ安心できるように伝える事。

2つ目は、医局にい続ける事で、家族が被るかもしれないデメリットを伝える事。

この2つがそろって初めて効果がでます。しかも、ものすごい効果がでます。なぜかと言うと、実はこれ、行動科学の考え方をベースにしているからです。深夜のテレビ番組で、ほしくもない商品を買っちゃった事、ありませんか?あれと同じテクニックなんです。人は恐怖と憧れで心動かされるもの。そこをきちんと抑えると、家族はバッチリ味方になってくれます。ブロックだと思っていた嫁も、いつの間にかあなたの味方に!

 

例えば、仲の良い後輩の退局の相談にのった時、彼にまず初めにしてもらった事があります。

 

妻が不安に思う事を知る

 

これです。そのために、妻の言葉から妻が不安に思っている事をあげてもらいました。大事なのは、自分で考えるのではなく、妻の口から話してもらう事。これは本当に大事!いくら分かり合えていると思っていても、男と女は所詮別の生き物。
嫁に味方になってもらおうと思ったら、自分が考える、嫁が不安に思う事ではなく嫁が実際に不安に思っている事を解決してあげるんです。ここ、よくズレてるんですよね。見事に。

 

例の後輩の場合、彼は、「大学病院をやめて転職すると、当然給料は上がるし休みも増える。
嫁はきっと、ステータスがなくなる事を心配しているにちがいない」と、思っていました。
でも実際嫁の話を聞いてみると、嫁は「大学病院をやめたら、お給料が減るのではないか?子供もいるのに、自分が働くのは難しそうだけど、大丈夫?」と、心配していました。

 

ね、自分が考えた嫁の心配と実際に嫁が心配している事は、こんなにも違うんです。
後輩は「転職すれば給料が上がる」と、わかっていても
妻は「大学病院だから給料が良い」と思っているから、
彼がステータスの話しをしても、嫁には全く響かないし、「私の心配している事は、そんな事じゃない!キー!!!!」となるんです。

 

だから彼は嫁の心配事を嫁の口から聞く事で、無事彼女を安心させてあげられました。
でも、それだけでは不十分。嫁はまだ状況が変わる事に不安があったのです。
次に彼がした事は、

 

医局に居続ける(家族の)デメリットを伝える

 

自分のデメリットではなく、あくまで家族のデメリットを伝えます。例えば、「医局にいると教授の講演会にサクラとして出席したり、名ばかりの勉強会に参加せねばならず、この先もずっと、嫁や子供と過ごす土日がなくなってしまう。」とか。「日本の大学病院の9割は億単位の赤字だから、今後さらに給料が減るかもしれない。」とか。

 

このように、家族にとってのデメリットを伝える事で、嫁も「医局を退局したほうがよさそうだ」と、気がついてくれます。そうすれば、医局をやめる事に賛成してくれる可能性はとても高くなります。後輩も、この方法で無事嫁に味方になってもらい、円満に退局できました。

 

まとめ

 

退局を考える時、精神的にも肉体的にもボロボロになっている事が多いはず。
そんな時には、嫁に黙って支えてほしい。その気持ちは、よくよくわかります!(私もそうでした!)でも、まずはその気持ちをぐっと抑えて、まず退局するにあたり、嫁が不安に感じている事を聞き、その不安に思う事は解決できると伝えて、さらに医局にい続ける事のデメリットを伝え、嫁に味方になってもらい、退局への道を突進してゆきましょう!

 

医局にいる時は、退局が不安だし怖く感じる事もありました。でも、出てみればそこにはとても働きやすく、お給料も上がる素敵な職場がありました。退局を考えている皆様も、準備を整えて動けば、きっとそこには素敵な職場が待っています。

 

(医局をやめるための準備① 退局の理由づくりについては、こちらをクリック!
医局をやめるための準備 ② 退局後の職場探しについては、こちらをクリック!)

しっかり準備して、素晴らしい医師人生を歩んでゆかれますように。


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